株式会社ネタもと 執行役員 管理部部長 向田浩一朗氏
管理部門で経理・総務・人事など全ての管理業務を統括。
前職では上場企業でIPOプロジェクトに携わった経験を持ち、現在はナンバー2として社長を支えながら、企業のコンプライアンス体制構築に取り組んでいる。
誰もが同じ基準で確認できる仕組みを作ることで、属人化をなくし、企業の社会的な信頼度を高めたかった
【目次】
1.株式会社INFORICHの事業内容
日本初のモバイルバッテリーシェアリングサービス
2.RISK EYES導入前に抱えていた問題
自社で運用していた反社チェックがアナログな手法のため、効率が悪く網羅性に不安があった
3.RISK EYES導入の決め手
使い勝手の良さ・情報の網羅性・コストで他社比較した結果、RISK EYESを選定
4.RISK EYES導入後、どのように活用しているか
チェックが漏れない運用フローを建付け、導入後約1年でグロース市場へ上場
5.導入時~現在に至るまでの満足度
UIの良さのおかげで、実務担当のスタッフから操作に関する質問もほとんどない
6.今後、RISK EYESに求めること
顧客や検索情報の管理機能を充実してほしい
海外反社チェックの機能の強化と改善
株式会社ネタもとは、企業のPR業務の自走化を支援する会社です。PRが自走化するためには、「メディアとの接点」「PRノウハウ」「体制構築」が重要だと考えており、当社ではこれらを「PRの三種の神器」と呼んでいます。
一般的な大手PR会社とは異なり、「PRはすべてお任せください」というモデルではなく、2〜5年かけて企業が自らPR業務を行える体制の構築を支援し、最終的には「卒業」していただく形を取っています。
これにより、ノウハウやメディアとの接点が企業に蓄積され、資産となります。
そのため、当社への費用は「費用」ではなく「投資」としてとらえていただけるのではないでしょうか。
また、当社は「メディアと企業をつなぐプラットフォーム」としての 機能も有しており、約5,000人のメディア記者が登録しています。PRは経営に直結する重要な業務であり、インナーブランディングや採用活動、商品・サービスの認知度向上など、多岐にわたる経営課題の解決に貢献しています。
私がネタもとに入社したのは2019年で、上場を目指すために招かれました。
その時点からPR会社としての信頼性を担保するには、反社チェックの体制構築が必要だと感じていました。
反社チェックが担当者ごとの判断や手作業に依存していたため、一貫したチェック体制が構築できていなかった。
実際、私が入社する以前は、体系的なルールやフローがなく、上場準備の過程でもGoogle検索や日経テレコンを使って、各担当者が手作業で取引先のチェックを行っていた。
そのため、チェックの基準や方法にバラつきが生じ、非常に時間と労力がかかっていた。「このやり方では継続できない」と課題を強く感じていた。
当社はメディアに企業のクローズな情報を提供する立場でもあります。
もし取引先が反社会的勢力だった場合、メディアとの信頼関係を裏切ることになります。
PR会社として、取引先が反社会的勢力でないことを確認するのは企業として当然の責務であり 、こうした確認体制が整っていないことが当時の課題でした。
誰もが同じ基準で確認できる仕組みを作ることで、属人化をなくし、企業の社会的な信頼度を高めたいと考えていました。
継続可能な反社チェック体制を構築するため、現場で実際に使いやすいツールを選定することが重要だと感じていました。
さまざまな反社チェックツールを比較した結果、最終的にRISK EYESを選んだ理由は「使いやすさ」と「わかりやすさ」でした。
当社の社員でも簡単に使えるという点が大きな決め手です。
社員に難しい判断を求めるのではなく、機械的な操作で「マルかバツか」がはっきり分かる仕組みが最も現場に合っていると考えました。
RISK EYESの導入は、2020年1月頃からスタートしました。当初は上場準備の一環としてRISK EYESの導入を進めていましたが、上場審査の段階では運用がまだ十分に定着していませんでした。
しかし、実際に運用を進める中で、反社チェック体制は上場の有無にかかわらず、中長期的に必要不可欠なものだと強く感じるようになりました。
B2B取引においても反社会的勢力に遭遇するリスクはゼロではありません。
そのため、上場を目指さなくなったとしても、簡易かつ効率的に社員がチェックを行える体制づくりが必要だと考えました。
その点で、簡易的にできるRISK EYESが当社には最適だと判断しました。
AIによる記事のネガティブ性評価や、検索時の入力ミスを防ぐガイダンス機能など、初心者でも直感的に使える仕組みのさらなる進化にも、弊社への期待を寄せていただきました。こうしたご要望にお応えできるよう、今後もより実務に即した反社チェック体制の支援に努めてまいります。
本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
取材を受けていただいた
株式会社ネタもとの情報はこちら
検索精度で選ぶなら!
コンプライアンスチェック「RISK EYES」
\サービスの詳細がわかる/